私が大好きな食物はお好み焼きで、具材に必ずイカとエビを入れます。理由として、食感を楽しむためです。

実は、このイカやエビはコレステロールが多い食品として知られています。

コレステロール値が多い

LDLコレステロール高める?

動脈硬化?

勃起不全の原因?

肉や酒、乳製品など、コレステロール値が高いと、LDLに関係するために、結果として勃起不全にもつながります。

ただし、このお好み焼きに合うイカやエビなどの「軟体動物、甲殻類」は、コレステロール量が比較的高いのに、LDLコレステロールを「増やすにはつながらない」ことがわかっています。

今回は軟体動物、甲殻類がLDLコレステロール値を上げない理由について説明をしていきたいと思います。

軟体動物、甲殻類のコレステロール値

まず最初に、軟体動物や甲殻類などの食品名とコレステロールを簡単にですが紹介します。

軟体動物、甲殻類のコレステロール値
食品名 コレステロール量
缶詰イカ 420mg
スルメイカ 280mg
刺し身イカ 270mg
ホタルイカ 210mg
ゆでタコ 70mg
干エビ 400mg
エビ佃煮 230mg
大正エビ 150mg
芝エビ 150mg
車エビ 150mg
ブラックタイガー 130mg
甘エビ 120mg
ズワイガニ 30mg
毛ガニ 20mg
ワタリガニ 25mg
カキ 70mg
ホタテ貝 50mg
アワビ 30mg
アサリ 25mg
サザエ 20mg
貝柱 30mg

かなり昔の話ですが、軟体動物や甲殻類のコレステロール量が高く推定されていました。

しかし、昔と異なり、より精度の高い研究方法で、軟体動物や甲殻類を一匹一匹細かく測定し直したところ、全体的にコレステロール量がそれほど高くはないことがわかっています。

コレステロール量につきまして、軟体動物や甲殻類だけに言えることではなく、魚介類全般や他の食品でも同じことが言えます。つまり、研究方法は一昔とは異なり、医学の発展などでかなり異なっているために、コレステロール量を詳しく調べたい時は、昔よりも、最新の数値を見ることが実態に近いということになります。

それから、様々な研究結果でわかっていることとして、昔の測定値よりコレステロールが少ないとはいえ、それなりのコレステロール量が含まれていますが、LDLコレステロール値があまり上昇しないことがわかっています。

「なぜLDLコレステロールが増えないのか?」
実は、コレステロールに含まれている脂肪酸の種類に理由があります。

脂肪酸の種類
分類 主な脂肪酸 代表的な食品
飽和脂肪酸 飽和脂肪酸 ラウリン酸 牛、豚、バター
不飽和脂肪酸 一価不飽和脂肪酸 オレイン酸 オリーブ、大豆
多価不飽和脂肪酸 n-6系 リノール酸 紅花、ヒマワリ、コーン
r-リノレン酸 母乳
アラキン酸 イカ、エビ
n-3系 α-リノレン酸 エゴマ、シソ
EPA サンマ、アジ
DHA マグロ、うなぎ

 

軟体動物、甲殻類がLDLコレステロールを減らす理由

私たちの体内にはたくさんの脂質が存在しています。

中でも主な脂質して、「コレステロール、中性脂肪、遊離脂肪酸、リン脂質」の4つが上げられます。

これらは血液中にも含まれており、それぞれ体を健康に保つための役割を果たしています。つまり、コレステロールが血液に含まれていることについては問題はありません。

肝臓は自動的に調節する作用があるため、コレステロールの少ない食事を行った場合は、肝臓で必要な量を作り出すことができます。

ところが、「牛肉、豚肉、乳製品」などコレステロールの高い食べ物を続けることで、肝臓内で自動調節にズレが生じます。

そこで、肝臓内でLDLに含まれるコレステロールを使い胆汁酸で便とともに体外に排出しようとします。

その際に、LDL受容体に影響が起こり、LDLの肝臓への取り込みが減ることで、血中のLDLコレステロールが増えてしまいます。

牛肉、豚肉、乳製品、お菓子、果物

コレステロールが多い

LDLを増やし体外排出を考える

LDLコレステロールが増え

血液の流れが悪くなる

動脈硬化

勃起不全の原因

「牛肉、豚肉、乳製品」などの飽和脂肪酸に対して、「軟体動物、甲殻類」の油脂には「多価不飽和脂肪酸」が多く含まれており、LDLコレステロールを増やさない事がわかっています。

多価不飽和脂肪酸は他にも植物性食品などにも含まれていますが、これらの食品は、体内で合成が出来ないことがわかっています。

この合成されないことがプラスに影響するために、肝臓内でLDL重要体を減らさないために、軟体動物、甲殻類の食品を食べても血液中のLDLコレステロールにも増やすことはないとされています。

イカ、タコ、エビ、カニ
多価不飽和脂肪酸を吸収

吸収されない

肝臓内でLDLを減らす

LDLコレステロールを減らす

動脈硬化の予防

 

タウリンがコレステロールを吸収する

それからもう一点、軟体動物、甲殻類などにはタウリンが含まれており、コレステロールを増加を抑えてくれます。

タウリンとは、タンパク質を作っているアミノ酸の一種。

作用としては、体内の各部の機能を高めることがわかっています。その中で、特にタウリンはリパーゼなどの酵素の働きを強め、肝臓での胆汁酸の合成を増やします。

このようなタウリンの働きで、胆汁酸の分泌を促進することで、肝臓の働きを良くしてくれますので、コレステロールを減少しLDLコレステロールの上昇を抑えることにもつながります。

実際に動物実験では、コレステロールの増加を抑えることもわかっています。

「タウリンが多い食品を食べればしLDLコレステロールを減らしてくれるのか?」

途中に説明をしたように、軟体動物、甲殻類などの多価不飽和脂肪酸は、肝臓内でLDLを減らしてくれます。なおかつ、タウリンの作用も期待できます。

適量を時々食べる分ならあまり神経質になる必要はありませんが、やはり食べ過ぎはには注意が必要。

しかし、LDLコレステロール値が異常に高い人が、軟体動物、甲殻類を毎日のように、たくさん食べれば数値が格段に下がるかといえば、そのようなことはありません。

勃起不全や健康のことを考えることは大切ですが、やはり安全性を考えて、医師に相談をし、その支持に従うことが無難かと思います。

最後に

牛肉や豚肉はコレステロールが高いために、食べ過ぎには十分に気をつけたい所です。

それに対して、海育ちの「軟体動物、甲殻類」や「青魚」はコレステロールが低く、なおかつ栄養分が豊富なので、勃起不全や動脈硬化の予防や改善のことを考えるなら、毎日のように食べたい所です。