日本人男性の有病率

かなり古いデータになりますが、国内の有病率ではこのデータが最新になります。

1998年勃起不全の実態を探る本格的な調査がおこわれていました。

もう約20年前になるのですが、その際に行われた日本人男性のED有病率を年代別に示した疫学調査になります。

疫学の調査方法として、日本全国を地域に分類して、住民基本台帳によって30から79歳のかたに2000例を質問形式を郵送し、係員が直接回収するという方法を行いました。

ED疫学調査の回収率としては約50%(到達可能1846人、回収1019人)。

対象となるのは「重症と中等症」のED患者で軽症は含まれていおりません。

  • 重症=常に成功できない場合
  • 中等症=ときどき成功できない
  • 軽症=たまに成功できない
  • たまに成功できないことがあるのなら軽症のEDとなります。

疫学の調査によると、EDの有病者数として、
・中等度ED=約870万人
・重症ED=約260万人
■あわせた数=約1,130万人

さきほども話したように、この疫学調査には軽症の人は疫学調査は含まれていません。
そのために、もっと多くのED患者がいる可能性があります。

私はED歴が長いために、EDに関する本やネットをむさぼるように読む機会があり、その時によく目に入ってきたこの数字「1,130万人、約1100万人」というのは、この調査から来ていたのだと思います。

疫学調査については、第8回インポテンス学会(1998年アムステルダム)の世界的学会でも発表しているため、信憑性が高いです。

ただし、約20年以上も前のデータなので、また再度改に調査を行うと、数字に変動が起こるかもしれません。

20年前と現在では、医学やインターネットの普及で、個人の栄養管理や情報量などもかなり変わっていると予測されます。

そうなると、ED症状も多少の変動が起こっているのではないでしょうか。

ただ言えることは、年齢が高まるに連れて、EDが進行していくことは間違いありません。

 

年齢が高まるに連れてED疫学調査も高まる

私たちが住んでいる日本は、世界的に見ても高齢者が著しく多い国です。

これが良いのか悪いのかは別として、しかしながら、年齢をどんどんと重ねることにおいて、ED率が高まることがわかっています。

これは疫学調査でもはっきりとした数値が出ています。

こちらも約20年前に行われた調査データになりますが、日本人男性のED有病率を年代別に分けています。

  • 40~45歳=16%
  • 46~50歳=20%
  • 51~55歳=36%
  • 56~60歳=47%
  • 61~65歳=57%
  • 66~70歳=70%

年齢と有病率の数字を見ていただくとわかるように、40代と60代ではかなりの差が出ています。

つまり、高齢になるほど、EDになりやすいということになります。
これから医学が進歩を続けより寿命が伸びると言われているために、より年齢とともに、ED有病率も高まる可能性が高くなります。

ちなみにですが、国内では高血圧の総患者数は1010万人、糖尿病は950万人です。
※平成26年厚生労働省による患者調査の概況

もちろんこの数字は男女合わせた数。

EDは男性だけの1130万人(重症、中等症)ですから、その比率は高血圧症よりずっと高い数字です。

ただし、冷静に考えると、年齢が上がるほどEDリスクが高まるのも当然といえば当然かと思います。

EDリスクが高まる理由として、加齢により動脈硬化が進むためです。
つまり、血管の内側にコレステロールなどの脂肪がたまり、血液の流れが悪くなり、勃起不全の発症率が高まるというわけです。

それだけでなく、年齢が影響して男性ホルモンの1つであるテストステロンの変動が関係してきます。

調査でもわかるように、年齢が重ねるに連れて中等症や重症などのEDになりやすいことがわかります。

なんとかしたいと思いながらも、そのまま放置するとどんどんと悪化する恐れも十分にあります。

ならば、中高年男性の充実した性生活の前に立ちはだかるEDを、いかに克服していくかが重要になります。

それからED対策とともに、精神や性欲的な部分を、どう高めるかも意識することが大切ではないかと思います。

これは性行為だけでなく、人生全体の歩みにおいて、すごく重要ではないかと個人的に考えております。