若い頃は本当に良かった。
性欲が強く、なんに対してもやる気を持続することができていた。

しかし、時が流れ30代に入ると次第に低下し、

  • 仕事への気力がない
  • 性欲があきらかに衰えている
  • 筋肉がすっかり落ちた
  • 体を動かすとすぐに疲れる

このような経験に気づいた男性も多いのではないでしょうか?

加齢だから仕方がないとは言うものの、できることなら性欲ややる気などは長く維持または、向上させたいも。

今回のページでは、年齢とともに性慾が低下していく原因と、どうすれば予防、改善できるのかについて説明をしていきたいと思います。

 

男性ホルモンの一種テストステロンとは?

男らしさである男性の特性を象徴するうえで、とても重要になるのが「男性ホルモン」です。

男性ホルモンという言葉について、ご存知の方も多いかと思います。
ただし、男性ホルモンは一般的に総称として使われるワードであり、この男性ホルモン内にさまざまな種類があります。

男性ホルモンの種類一覧
  • アンドロステロン
  • アンドロステンジオン
  • テストステロン
  • ジヒドロテストステロン
  • デヒドロエピアンドロステロン
  • 性腺刺激ホルモン放出ホルモン
  • 卵胞刺激ホルモン

この中でとても私たち男性に関わってくるのが「テストステロン」です。

テストステロンはあまり聞き慣れないワードかもしれませんが、とても驚くべき多くの作用を行っています。

ちなみにですが、ペニスなどの男性外生殖器の形に関係するのは男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンです。

テストステロンとは?

テストステロンの役割としては、男性として大きな役割を果たすホルモンの一種です。

男性としての役割
  • 声変わり
  • 筋肉
  • 骨の形成
  • 性欲
  • 生殖機能

となると、人生の中でテストステロンの発達が高まるのが10代以降の思春期ということになります。

現在、中高年の方なら、昔を振り返った時に、声が変わったり、筋肉がついたり、性欲が高まったりと、変化を経験しているかと思います。

しかし、初期の第一段階のテストステロン発達は、まだ生まれていない状態の胎生期から始まります。

そして、生後2週間から6ヶ月にかけて、男児のテストステロンのレベルが高まる時期があります。

あくまでも、初期のテストステロンの役割は「声変わり、骨の形成、性欲促進」ではありません。

赤ちゃんの時期は脳の性差や発達に大きな影響を与えると言われています。

その後、思春期である10代までテストステロン量は、女性と耐差がありません。

では、男性と女性のテストステロンの量はどれくらいの差があるのか?

少し見てみましょう。

テストステロンは男性だけでなく女性も分泌

テストステロンは、基本的に男性だけでなく、女性も分泌されています。

分泌される部位としては、
男性=睾丸(95%)と副腎(5%)のから分泌
女性=副腎や卵巣から分泌

ただし、男性ホルモンの一種であるテストステロンのため、やはり分泌量は圧倒的に排出されるホルモン量は男性の方が多い。

年齢などにより、微妙に異なりますが、男性と女性を比較した場合、テストステロン分泌量は平均的に男性の正常値範囲の方が10~20倍ほど多いことがわかっています。

数字で見ると、男性と女性ではかなりテストステロンの分泌量に差が出ていることがわかります。

そのため、男性は変動が起こりやすくなります。

テストステロンの影響
  • 声変わり
  • 筋肉
  • 骨の形成
  • やる気、意欲
  • 性欲、生殖機能

特に注目したいのが 「性欲・生殖機能」です。 

テストステロンの役割

年齢とともにテストステロンがどんどんと増加すれば、これほど楽しい人生はないはず。

10代から20代、30代になってもどんなことに対してもやる気が衰えることなく、毎日のように性欲も高い。

そんな日々が毎日過ごせれば、人生はかなり変わるはずです。

しかし、男性のテストステロン分泌量は20歳前後がもっとも多くるとされていますが、それ以降はどんどんと減少していくことがわかっています。

こちらは、ED患者さんのテストステロンの値が低い人の割合を調査したデータになります。

テストステロン値が比較的低い
  • 50歳未満では6.3%
  • 50~60歳では10.5%
  • 70歳以上では21.0%

30~40歳のテストステロンの低下についての調査は記載されていませんでした。

ただし、他サイトの情報によると、60歳以上の年代よりも、40~50歳代の方の方がテストステロンの分泌量が少ないという、データが報告されています。

明確な数字が記載されていないために、はっきりとしたことまではわかりませんでしたが、ただ言えることは、30代以降になると、テストステロンは増えるのではなく、「一定or減少」が起こりやすいということになります。

テストステロン分泌が低下すれば、じょじょに精神的、性欲的な部分が変わってきます。

性欲減退やEDに大きくつながってくるからです。

テストステロン低下で性欲が劣る理由

なぜテストステロンと性欲が関係するのか?

これは、テストステロンが性欲をつかさどる中枢神経に刺激を与える作用があるからです。

ビールなどのお酒を摂取すると、性欲が高まるのも同じ原理。


酒に配合されているアルコールを体内に吸収することで、脳の一部である視床下部が活性化され、一時的にテストステロンの分泌量が増加します。

さきほど話したように、中枢神経が刺激され、性欲が上昇します。

しかし、テストステロン量が少なくなれば、それだけ中枢作用への働きが不足するために、性欲も低下します。

そのために、

  • タイプの女性を見てもその気にならない
  • 性的感情が高まらない

ということになります。

テストステロン低下でED

テストステロンと勃起について、つながりがないように思われますが、実際は深く関わってきます。

ペニスが勃起するには二種類あります。
「脳の指令によるもの」
性的な興奮による勃起や朝立ちは脳の命令による神経系。

「刺激や振動によるもの」
勃起の刺激が加わると反射性勃起を受け取ってからの血流系

この中で神経系はテストステロンと大きく関係してきます。
脳内の性的興奮が勃起神経に伝わり、その神経から神経伝達物質の一部である一酸化窒素(NO)が放出されます。

一酸化窒素は、血管内の皮細胞から産生され、血管機能を調節しています。

初めて聞く人も多いかもしれませんが、一酸化窒素は勃起を行うめにはとても必要な役割をはたしています。

一酸化窒素は血管内の皮細胞に関係するために、作用として、

  • 血管を拡張
  • 血流を活発にする

そのために、一酸化窒素により、ペニス内部の海線体の平滑筋細胞内で血液を大量に流し込み、ペニスを硬くし、勃起につながります。

テストステロンは血管の拡張作用があります。
そのために、一酸化窒素を増やし、血管機能を正常に保つ働きがあります。

しかし、テストステロンが低下すれば、血管の拡張作用が衰えるために、当然のように一酸化窒素も低下し、ペニス内部の海線体に血液を与えることができず、勃起維持が難しくなります。

動脈硬化が原因で血液の流れが悪いのと同じように、一酸化窒素の量が減少することでもEDが関わってきます。

このようなことが起こると、たとえ脳が性的に興奮し、その興奮が勃起神経に伝えられても一酸化が放出することが困難になります。

テストステロンは男性の性機能において、とても重要なホルモンの役割をしていることが本当にわかります。

ただし、年齢とともに減少していくことで、性的な悩みがどんどんと増えていきます。

そこでテストステロンを減らさない、維持させるにはどうすれば良いのか?

テストステロンの低下を抑えるには?

テストステロンを作り出すために必要な栄養分として亜鉛は必要不可欠です。

亜鉛はもともと血液や皮膚に含まれていますが、アメリカやヨーロッパの男性と比較すると、先天的な体内の亜鉛量が異なると言われています。

つまり、アメリカやヨーロッパの男性の方が亜鉛が体内に含まれているため、骨格や筋肉質がしっかりで、テストステロンの分泌量も活発。

テストステロンの分泌が活発なのは、体内の亜鉛が多い証拠です。

それにもかかわらず、ほとんどの日本人男性は亜鉛不足です。

国内では、1日に必要な成人男性の亜鉛量は12mgと厚生労働省が発表しています。

しかし実際のところ、平均で8mg程度しか摂取しておらず、とくに年齢が30代から40代の方ほど亜鉛料が少ないことがわかっています。

10代や20代ならテストステロン量が多いため、そこまで若い人の亜鉛摂取は意識しなくても良いかもしれません。

ただ、中高年でテストステロン減少に悩まされている人には、亜鉛が含まれている食事は必要かもしれません。

こちら非常に興味深いアメリカの亜鉛による調査データが記載されています。

デトロイトのウェイン・ステイト大学教授とプラサド医学博士が、51歳から65歳までの5人の健康な男性を対象に、「徹底的に食事管理を行い、1日に1ミリグラムだけ亜鉛が不足するような生活を6ヶ月続ける」という実験をしています。

亜鉛の必要量は1日8~10ミリグラムといわれていますので、1日わずか1グラム程度の不足であれば影響は出にくいと考えるのが普通です。

しかし、実験の結果では5人中4人の精子数が減少し、5人全てにテストステロン値の減少がみられました。精子数が減少した4人のうち3人は不妊と判断されるほど精子が減少したといいます。

また、被験者のほとんどがインポテンツを訴えています。

その後、食事を正常に戻し、更に1日30mgの亜鉛の補充を行ったところ、16週~20週ほどで正常な数値にまで回復したと報告がされています。

要約すると、

  • 1日に1ミリグラムだけ亜鉛不足
  • 「精子数が減少、不妊、ED」が起こる
  • 1日30mgの亜鉛摂取で回復

実験について、テストステロンに関連することは記載されていませんが、亜鉛を増やすことで、精子数や不妊、ED改善につながることがわかっています。

そこで、亜鉛が含まれている食事をとるのも一つの手段です。

亜鉛がたくさん含まれている食品
  • かき=13.2mg
  • たにし =6.2mg
  • ほや=5.3mg
  • ごま=5.9mg
  • ひまわりの種=5.0mg
  • きな粉=4.1mg
  • 卵黄=4.2mg
  • のり=3.7mg=

しかし、毎日のように亜鉛が含まれている料理作ったり、食べるのも少し大変になるために、サプリメントを活用するのも1つかと思います。

ただし、亜鉛を過剰に摂取すると、問題が発生する恐れがあるために、1日40mg以下を守るようにしましょう。

テストステロンは私たち男性にとってとても重要な役割を果たしてくれます。

特に、思春期である10代から20代前半では分泌量が多いために、性欲ややる気などが活発に放出されます。

しかし、個人差はありますが、年齢とともに、じょじょに低下することがわかっているため、予防を心がけるだけでもかなり性欲低下やEDの変化を防ぐ、または改善できると思います。